【REPORT】二つの展覧会を終えて

廣瀨眞知子さん(2021年度油絵学科 日本画コース卒業)より、二つの支部展に参加され、リポートをいただきました。通信の卒業生は、ムサ通の会という学科支部とお住まいの地域の支部、どちらにも属することができます。


私はこの度「ムサ通の会 アート&デザイン展2025」と昨年12月開催の『武蔵野美術大学 校友会 兵庫県支部展』に出品させていただきました。2021年度 日本画コース卒業の廣瀨眞知子と申します。

一つ目の展覧会は「ムサ通 アート&デザイン展 2025」です。吉祥寺校で、一緒に授業を受講した仲間と夏期スクーリングでの日本画制作が懐かしく、東京開催の展覧会はワクワクしました。何人かの旧友も美術館に来館してくれました。その内の二人が「絵を描いてみたくなった」と言い、来年出品の決意を語っていました。

懇親会では、以前からの知り合いはたった一人でしたが、その方の配慮もあり、初対面の方々との話題はアートをコアに話が展開するとエンドレスの歓談で盛り上がりました。アートが繋ぐ楽しくて愉快そして、アカデミックな雰囲気の懇親会になりました。

私は、中国での日本語教師時代に教え子がくれた中国国画に魅了され、帰国後日本画を始めました。アートという活動を通じて、制作にはしんどいこともあるけれど作品制作の醍醐味、そして、アートで繋がる仲間がいることが絵画制作を継続できるのだ、と思っています。これも事務局の方々の取り計らいがあり、遠方の私にも参加の機会を与えてくださいましたことをとても嬉しく感謝申し上げます。明るく積極的な七十代を過ごせそうな気がしております。

そして昨年12月開催の「武蔵野美術大学校友会 兵庫県支部展」は、入会二度目の出品となり、先輩方のお顔とお名前が少しずつ分かるようになってきました。会員の方々は私自身を含め、高齢の方がたくさんおられて、それぞれにアートと向き合って生きてこられた生き様が垣間見えるように思いました。校友会ではお元気な男性先輩が多く、また九十歳を超える方もおられ、そのアートと共に生きる真摯で凄まじい生き方には拍手喝采せずにはおれませんでした。足がご不自由で杖をついておられる方、車いすでご参加の方にも出会い、このコミュニティの成熟社会のレベルの高さを感じました。様々で多様な人材がこのコミュニティに結集し、上手く機能し合い、それぞれが能力を発揮し、自己実現していることに感動を覚えました。

私は在学生の頃、武蔵野美術大学校友会 兵庫県支部展を鑑賞する機会を得て、卒業後は是非この会の展覧会に出品したい、とかねがね思っていました。今、会員になれたことをとても嬉しく思います。そして、自身の手足が動く限り、この展覧会に出品できるよう作品制作を継続していきたいと思っています。

最後になりましたが、いつもお世話していただいています「ムサ通の会」と「兵庫支部事務局」の先輩方に感謝いたします。この二つの展覧会を体験して出品のための制作活動を継続することの決意とアートと共に生きることの醍醐味を今後も探求し続けていきたいと思いました。

ありがとうございました。
廣瀨真知子

廣瀬さんの出展作品「野辺でみつけた赤い花」


「musa2アート&デザイン展」は、卒業生が卒業後も制作し発表する場として、また、制作者同士が集うことで、活動について語れる場として、毎年継続してきました。また、今回の「musa2アート&デザイン展 2025」では、搬入・搬出時にサポートしていただけるスタッフを募集し、3名の方が手を挙げてくださいました。それにより、地方在住で搬入・搬出が難しい方の参加が可能となりました。受け入れるには作品の種類や状況など制限はありますが、少しでも遠くからの参加ができるようこれからも工夫していきたいと考えています。
支部展は会員の皆さまのご理解とご協力の上に成り立っています。今後ともどうぞよろしくお願い致します。