01【お答え】:思い入れのある数々の作品とのお別れについて

満を辞して始まったこのコーナー、ちょっと遅くなってしまいましたが、最初の「おしえてくださーい!」へのお答えが届きました。ありがとうございました。

ひろみさん(短期大学部通信教育部美術科卒業)からの「おしえてくださーい!」です。


「この度皆さんにお聞きしたいのは、自分の描いた作品の処分方法です。卒業制作のF50号2点を含め過去の作品を処分したいと考えております。卒業生の皆様はどうされているのでしょうか。整理する事は辛いのですが、事情が有り決心しました。」


全体的には、3分の2の方が、なかなかお別れできずにお手元に置かれているようです。では、早速お答えをご紹介します。

■涼感(絵画コース)さん
私は作品を写真に撮ります。それから一番気にいった箇所をA4サイズにカットしてファイルして残しております。

なるほど。全体を写真に撮って残しておくという方法は最も多そうですが、部分を切り取って残す、という方法もありますね。それはまた、違った作品みたいになって、新たな発見に繋がる可能性もありそうです。

■福(グラフィックデザイン)さん
大きな作品を作る時には、初めから作品の行く末を考えて制作しています。作品画像を残しておいて以下を実施します。
①売る ②もともと寄贈先がある ➂返却不可のコンペに出す
④元々大きい作品を作る際に、小さいパーツを組み立てて大きな作品とする(←収納スペースがいりませんよ)
⑤作品のリサイクルをする(作品の一部を使ったりして、インスタレーション作品や立体作品に仕立て直す)
⑥大きな作品を小さいパーツにバラシして、画集販売の付録にする。
⑦⑥に似てますが、ポストカードの大きさにして、メールアートにして友人や関係者さんに贈る。

具体的な方法、たくさんありがとうございます。構想段階から考えるというのも、これからの参考になりそうです。

また、こんな幸せなお別れも・・・

■nakanoshimajj(工業デザイン)さん
大学事務局より寄付要請があり,卒業制作一式寄付に応じたため,該作品は手元には無い。

なんと! 参考作品として拝見させていただいた可能性もありそうです。

■ワンコ(絵画コース油絵学科)さん
インターネット画廊でアーチスト契約を結ぶことが出来ました。海外のコレクターやオークションで売り出す予定です。

作品が大きく羽ばたく日が来そうですね。

こんなお別れもあったようです。

■ニャンニャンコ(美術科)さん
立体は庭のオブジェにしようと置いていたら家族が何処かに収めこみ不明。絵画は切り取り巻物にして収めた。思い入れのない作品は家族が捨てても良いか?と聞かれた時に捨てました。しかし殆ど置いていました。最近やっと処分を考えている所です。

処分するにはきっかけが必要かもしれません。家族の一言が決心につながることもありそうです。たくさん制作していると、行方不明、っていうのもあるあるですね。

そして、画期的な処分方法!

■小野ハム平(絵画コース)さん
自宅の内壁の壁材

表か裏かは気になりますが、大きな大きな作品であれば、壁にもふすまにも変身できそう。唯一無二のインテリアですね。

お答えいただいた皆さま、ありがとうございました。
ひろみさん、ご参考に!

ところで、処分する前に展示して最後の花道を作ってみるのはどうでしょうか?ムサ通の会では、毎年「musa2 アート&デザイン展」を開催しています。サイズに制限はありますが、きっかけの一つにしていただけると嬉しいです。そして、ただいま出展作品を絶賛募集中です。
▶︎応募要項とご応募はこちら
もちろん、出展した後、お別れする作品でなくても大丈夫です。締切間近、お急ぎください。


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